症例4   慢性喉頭炎 50歳男
 

主訴>喉の腫れ痛み、声のかすれ
現病歴>28歳から毎日午後になると、喉がはれて、声が出にくくなる。午前中は声が出やすいが昼から声がこもり始める。声がかすれ、喉が赤く腫れぼったくなる。昼から夜にかけて声が通らなくなり、会議で声が出なくなる。カラオケでも声が出ない。耳鼻咽喉科は4、5件通ったが効果なく、一時は桔梗石膏湯も服用したが効果なかった。
声>夏クーラーで↑、梅雨、冬は無関係、喋ると↑、疲れると↑。休日は少しまし。
生活歴>夕食8時、米3回、キムチ、辛し多い。甘食多い、ビール大1本。
便1/日、尿7.8/日眠12~6:30、寝つき悪い。薬で寝れる、1年前よりワイパックス2/日、運動0分
既往歴>14歳虫垂炎手術、22歳から睡眠は1~7で、24歳から顔火照り始まる・28歳で慢性喉頭炎と診断。45歳から花粉症。48歳から顔火照りと緊張しやすいためワイパックス内服。
現症>肩こり、体重い、膝から下、背中がひえる、疲れやすい。不安安、喉が詰まる、憂鬱になりやすい、頭がボーとする、物忘れがひどくなった。
昼食後眠い、歯茎脹れる、口内炎できやすい、よく風邪ひく(毎冬に2.3回)
咽喉が痛い、集中力減る、精力減退、顔が火照る、自汗も少し(秋~冬、24歳から)
腹症>心下痞、腹力軟、脈>R細弱有力、L細弱軟
舌>淡紅、根白黄やや厚い、横に血絡。口蓋垂が赤く腫れている。
                                    


疲れやすい、眠12~6:30、寝つき悪い。よく風邪ひく(毎冬に2.3回)喋ると↑、疲れると↑。休日は少しまし。夏クーラーで↑(気陰消耗)、キムチ、辛し多い。物忘れがひどくなった。集中力減る、精力減退、L細弱軟

気陰両虚(肺腎)

膝から下、背中がひえる。

陽虚よりは脾、肺の気虚による温煦作用低下だろう。声枯れ痛みも冬に悪化しない。

毎日午後になると、喉がはれて、声がかすれ、喉が赤く腫れぼったくなる。咽喉が痛い、顔が火照る、睡眠は1~7から24歳から顔火照り始まる。口蓋垂が赤く腫れている。頭がボーとする。

陰虚陽亢

昼食後眠い、歯茎脹れる、口内炎できやすい、腹症>心下痞、腹力軟、脈>R細弱有力、

脾気虚胃熱

重い、甘食多い、ビール大1本。
舌>淡紅、根白黄やや厚い

痰湿の傾向はある。しかし、声のかすれ、痛みは梅雨と関係ないので、主訴は痰湿が原因ではない。

不安、喉が詰まる、憂鬱になりやすい

肝気虚~肝郁の傾向あり

横に血絡

瘀血。

弁証>肺腎陰虚内熱、気虚
7/25>
玄参10麦門冬8生地黄8百合8薄荷5貝母5当帰5芍薬5桔梗5甘草2牛蒡子5栝楼根5牡丹皮5で2週目には少し改善する。(喉腫れ、痛み、声かすれが少しましになる)
10/20>去、牡丹皮貝母 加:蜜炙黄耆10桔梗8↑で効果あっぷ。
昼から声が出るようになり午後から会話ができるようになった。

 

 
 
 
 
 
 
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