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    子宮発育不全を伴った無月経5症例 1 梅の木中医学クリニック  川又 正之
中医臨床、通巻123号 掲載 
はじめに>
海馬補腎丸は、昔当誌でおなじみだった菅井正朝先生がその効能を説かれていて、それで始めてその名前を知りました。先生はたしか腰痛症1)に使用して有効例を発表されておりました。私は当時まだ中医学を始めた頃の駆け出しでしたが、すでに先見の明で中医学を実践されていた先生に人知れず尊敬の念を抱いておりました。今は無き菅井先生に哀悼の意をこめつつ、海馬補腎丸の症例報告をさせていただきます。まず海馬補腎丸ですが、これは約200年前の清王朝の宮廷で使われはじめたもので、海馬を主として鹿茸、鹿腎、海狗腎、蛤蚧、驢腎などの動物生薬がはいって補腎壮陽の効果があります。効能は腎陽虚の精力減退、不妊症、腰痛症、冷え性などです。副作用として、昨年肝機能障害を経験したことがあります。日本で入荷できる海馬補腎丸は19種類の生薬からなっております(表1)。ところが本来の海馬補腎丸は36種類から成っており、現在中国でも36種類の海馬補腎丸も流通しているようです。生薬の特性から入荷が困難になることもままあって、そんな時は、鹿茸(または鹿角膠)で代用しております。鹿茸は、細胞の成長発達に有効なIGF-12)(Insulin-like growth factor-1)を自然界では最も多く含んでいるとされています。
概略>
子宮発育不全と無月経(最短一年から最長五年)を伴った五症例を、主に海馬補腎丸及び鹿角膠入り湯剤で加療しました。結果は五例とも正常大の子宮に発育できました(表2)。無月経も二相性の月経周期に改善したものから、クロミッドで排卵できる段階まで至った者など様々ですが、全例において有効に改善できました(症例1~症例5)。以下に症例を呈示していきます。
症例1  M.A  23歳  151cm、40kg         
主訴>無月経(18歳か約5年間無月経)
既往歴>水痘、ムンプス、無月経、花粉症
家族歴>特になし
現病歴> 初潮は14歳で月に一回あったが、16歳頃より月経がみだれ始め、1回/月~1回/2月、17歳~18歳は1回/3月~4月。18歳以後は自発的に生理が来なくなり半
年に一度病院に行き、ホルモン剤で生理をこさせて、その後は放置して無月経というのを22歳まで続けていた。23歳で当院初診。都合5年間の無月経である。
生活歴>仕事は事務職で8:30~19:30、座り仕事で、パソコンが多い。夕食7.30、米2回/日、朝パン、過食多い。果実、サラダ、ヨーグルト多い。甘食多い(アメ、チョコレート、ガム)水分は心がけて飲んでいる。便:普通便で1回/日、時々便秘、悩み事で便秘する。睡眠23-6.30 運動5分/日。
現代医学的所見>LHRH負荷試験:LH2.16(前値)→51.19mIU/L(30分後)FSH7.73→23.60 mIU/L   子宮5.1cm×2.4cm(図1) 子宮膣部細胞診:classⅡ。
視床下部性、第2度無月経。子宮発育不全。
現症> 汗少ない、冷え性(手足の指先のみ)、肩こり、夕方足がむくむ。目疲れる、目かすむ、(仕事でパソコン1日中使用)。食欲良好、食事をすると眠い、最近一ヶ月で体重が増加38kgから40kgに増えた。月経:無月経、血塊ない、経痛ない、帯下少しさらさら。
舌:淡白、薄白苔、滑、舌下静脈怒張ない。  脈:左右)沈緩無力
腹診:臍上動悸、心下痞(ウッ)、大腹に横線2本

時系列分析

生活歴

病歴

13歳

甘食多い(夜遅く家族とともにお菓子食べる、これが18歳まで続く)

 

14歳

 

初潮

15歳

体重41~42kg

 

16歳

失恋、それほどショックはなかった。

 

17歳

 

月経周期が3~4ヶ月に1回になる。

18歳

大学で独り暮らし始める。
三食/日、睡眠は23~7、体重45kg

自力で月経こなくなり、ホルモン剤で月経来させる。

22歳

仕事始める。体重39~40kg
気づかれが多い。

ホルモン剤やめる

23歳

 

1年間無月経で当院初診

弁証>肝腎不足、内湿、脾失健運
解説>無月経の人は、この人のように症状が少ないことが多い。そんな場合、時系列3)を参考にして弁証を考えていくことも大事である。甘食が13歳から続いていると痰湿(体重増加、むくみ、さらさら帯下)を形成する。そして脾胃を損傷していく(食後ねむい、心下痞、大腹に横線2本4)、脈緩無力)。後天の精が不足したため17歳くらいから月経が乱れ始めたのだろう。22歳から始めた仕事は座り仕事が多くて久坐傷脾になる。パソコンも多くて肝血を消耗し(目疲れ、目かすみ)、気づかれもおおく肝失疎泄もあるかもしれない。またこの人は身長も小さく子宮も小さい。すなわち先天の精不足もある。臍上動悸5)は気血不足か陰虚火旺でなるとされる。以上から弁証は、肝腎不足、内湿、脾失健運とした。なお冷え症は手足の指先だけなので気虚による推動作用、温煦作用低下のためと考えた。
経過>本人のエキス希望により処方は当帰芍薬散3包と海馬補腎丸15丸分3とした。黄体ホルモン注射では月経なく、プラノバールで消退出血のある第2度無月経であった。治療開始3月目には第一度無月経となるが、クロミッドで刺激するも排卵ない。治療9ヶ月目には子宮は6.9×2.8cm(図2)とほぼ正常大に成長する。ただBBTは一相。自発月経が来ないので、海馬補腎丸と湯剤に変更する。投薬は当帰3、熟地黄3、巴戟天2、仙霊脾3、白朮3、茯苓3、益母草3、枳実2、甘草2、麻子仁3+海馬補腎丸15丸/日
初診より11ヶ月目、はじめて自発的に月経来る。18歳より6年ぶりという。月経量は通常の8割くらいで2日間とやや少ではあったが、その後は、ほぼ一月に一回、月経がくるようになり一年二ヶ月で基礎体温がはじめて二相性になる。治療開始後約2年目には、内服中断が多くなったが、なんとか二相性の基礎体温(図3)が連続して続くようになる。
結果1>症例1の図から、当帰芍薬散と海馬補腎丸よりは、海馬補腎丸と湯剤のほうが卵巣機能の改善項目が多く効果があると考えられる。
症例2  K.S 24歳 153cm、43kg 
主訴>無月経 (22歳から2年3ヶ月無月経)
既往歴、家族歴>特記すべきことなし
現病歴>月経は20歳ころまでは月一回あった。2年間で徐々にダイエットして45kgから38kgまで減量したら、月経も徐々にみだれはじめ22歳頃には生理が来なくなった。産婦人科受診して22歳から23歳までは薬で毎月1回来るようにしていた。それをやめたらその後1年3ヶ月月経がこないので当院受診した。
生活歴>食事は2-3回、間食は1/2日(スナック菓子、ポテトチップス)
仕事は8.30-16.00または16-23.30、睡眠1-8、寝つき悪い、運動0分/日、
現代医学的所見>LH-RH負荷試験:LH3.75→40.01↑mIU/L  FSH4.74→9.69mIU/L、TSH 1.72μIU/L、FT-3 2.6pg/ml  FT-4 0.8↓ng/dl    
子宮:4.6×2.2cm。 第一度無月経、LH過反応、子宮発育不全。
現症>冷え性(手足指先がひどく冷える、11月から靴下はいて寝る)、めまい、足むくむ。便:1/1-3日で下痢が多い。尿3-5/日。食欲普通、温かいものがすき。目が充血しやすい(コンタクト装着している)、目干。夢多い。
舌:淡紫、滑、薄白苔~少苔、裂少、舌下静脈やや拡張
脈:右)沈緩や数. 左)寸関沈取無力や数  96/分
腹診:臍上動悸、大腹に横線2本

時系列分析

生活歴

病歴

13歳

 

初潮

17歳

受験で睡眠は0~6:30になる

日光過敏始まる。口周りと腕、腹部
に紅丘疹ができる。2年で収まる。

18歳

他県大学へ行く。

月経は初潮以後月に1回あり

20歳

ダイエット始める。2年間で45kg→38kg。睡眠は1~7.8

徐々に月経周期乱れ始める

22歳

地元に帰り事務職になる。
ストレス多く2年でやめる

自発月経こなくなる。一年に1回ホルモン剤で消退出血おこす。

24歳

岩盤浴で勤務。職場のストレスはない。
勤務は16:30~23:30
睡眠1~8

日光過敏再び始まる。目じりが赤くなり亀裂が起こる。
無月経で当院受診。

弁証>肝腎不足、陰陽両虚、
解説>時系列からみると、睡眠不足から日光過敏が誘発され、ダイエットで後天の精が不足して月経の乱れが始まった。そこにストレスで肝鬱から無月経になり、睡眠時間が遅くなり乾燥した職場のため陰血消耗して日光過敏が再発した。現症からは陰血不足(裂紋、脈数、臍上動悸、目充血、目干)の所見以外に、陽気不足で水湿(冷え性、むくみ、下痢、脈沈緩)もみられた。身長も153㎝と低く、子宮発育不全もあったので、肝腎不足、陰陽両虚とした。
経過>処方は当帰芍薬散3包と海馬補腎丸15丸分3、その後十全大補湯3包と海馬補腎丸15丸を投与して8ヶ月目にわずかに高温相がみられるくらいであった。またこの処方で冷え、むくみはなくなったが、体が熱くなり、手心熱,裂紋がやや増加するようになり、十全大補湯3包と六味丸3包に変更する。
1年1ヶ月目には子宮が正常大に成長して、二相性になってきた。しかし内眼角に亀裂、日光過敏症がひどく見られるようになったので肝腎不足、気陰両虚として鹿角膠入り湯剤と六味丸を併用するようにした。処方は、当帰5、芍薬3、生地黄6、玄参3、白朮3、茯苓3、枸杞子3、女貞子3、鹿角膠1溶化、麻子仁6、連翹3、夏枯草3、野菊花3+六味丸3包
今夏、海に行っても日光過敏症は出なくなり、この処方にて足の冷え、むくみも消失している。今から考えると、この人の冷えは陽虚よりは、むしろ気虚による温煦推動機能低下によるものと思われた。2年2カ月目には基礎体温は二相性になり卵胞の発育も19㎜とみられるようになった。
結果2>陰血不足のため海馬補腎丸では虚火の症状が継続した。それで六味丸及び鹿角膠を使用したが、効果はみられた。
症例3  K.K  29歳  154cm、41kg   
主訴>無月経(26歳から3年無月経)
既往歴>花粉症、アトピー(子供時) 足靭帯損傷して手術
家族歴>母;甲状腺機能低下
現病歴>初潮13歳、22歳まで月1回月経あり、22歳より乱れる。23~25歳まで月経は、一回/2月~3月で、半年ないと注射で月経こさしていた。26~28歳までクロミッド+温経湯+プロベラで月経来るが止めると月経はない。薬をやめて6ヶ月月経なく、29歳で初診。(同年に結婚している)。
生活歴>食事は高タンパク、低炭水化物食で、白米、パンは食べないダイエット食を継続している。水分1~2L/日、大便2.3日に1回。寝つき悪い。睡眠は10~5、運動は60分/日(エアロビ)  
現代医学的所見>PRL4.6 ng/ml  PROGESTERON 0.3 ng/ml
LHRH試験:LH0.3以下→2.6 mIU/L FSH4.1→17.7 mIU/L
子宮5.0×2.8cm。 第2度無月経、子宮発育不全。
現症>、冷え性、足首より下が冷える、頭痛ときどき、肩こり、手足がむくむ、目疲れる、イライラあり、疲れやすい、口渇、食欲普通、腹脹、目疲れ、
月経無月経、舌:淡紅、稍黄膩、辺縁紅  脈:右)細弦尺沈、左)沈緩
腹診:小腹やや弱
弁証>肝腎不足、気血不足、内湿
経過>鹿角膠入り湯剤(熟地黄5、山薬10、山茱萸10、当帰5、枸杞子5、杜仲5、莬絲子5、桂皮5、附子5、鹿角膠2溶化、柴胡3、白朮5、陳皮3)で治療するが、1年1ヶ月後にHMG150単位を10回筋注しても、1.4㎜の二個の卵胞がやっと成長する程度で排卵も見られなかった。しかし1年5ケ月には子宮の成長を認めた。その後は当帰芍薬散と海馬補腎丸を中心に加療すると、2年5ヶ月でクロミッド+HMG150×6回で1.8cmの卵胞が1個成長し排卵できた。2年6ヶ月には無排卵周期症に改善し、2年7ヶ月にはクロミッド2錠で排卵できるようになり、2年10ヶ月にはクロミッド1錠で排卵し妊娠にいたる。
結果3>鹿角膠湯剤より、当帰芍薬散と海馬補腎丸のほうが排卵刺激によく反応している。
症例4  A.K  21歳  165cm、50kg   
主訴>無月経(19歳から1年半の無月経)
既往歴、家族歴>特記すべきことなし
現病歴>初潮13歳。 その後、月経は一回/3月で、時に7ヶ月ない。
18歳からは年に3回の月経。19歳から1年半、月経なくて来院する。
生活歴>仕事は看護婦、夜勤は月に7~8回でほとんど眠れない。水分約500cc/日、間食(お菓子毎日少し)。大便1/日、すっきりバナナ様、尿7~8/日。睡眠1~6:30または夜勤明け時は1~10。運動0分/日。
現代医学的所見>子宮は54×24mmと小さい。LH9.1 mIU/L、FSH5.6 mIU/L、PRL8.1 ng/ml。超音波では卵巣に小嚢胞が多く見られ多嚢胞性卵巣(以下PCO)様卵巣。第一度無月経、多嚢胞性卵巣、子宮発育不全。
現症>肩こり、手が震える事あり(じっとしている時、もの持つ時)。冷え性(冬靴下はいて寝る)、夕方に足浮腫み。月経は不規則、1年半ない。血塊ない、経痛ない。
舌:淡紅、黄白苔、稍膩苔、先少紅点、   脈:右)沈緩、尺弱、 左)沈稍滑
腹診:腹力中等度
弁証>精血不足、痰湿
経過>当初、当帰芍薬散3包+海馬補腎丸15丸で開始したが、本人希望もありエキス剤中心の加療に変更。(当帰芍薬散+芍薬甘草湯または温経湯)3年5月で子宮は正常大になる。その間クロミッドで排卵なく、HMG150×5回で2.4mmの卵胞1個成長するが排卵せず。その後、当帰芍薬散+海馬補腎丸を主にして自発月経到来して、無排卵周期症(排卵はないが周期的に月経が来る)になり、クロミッド1錠でも排卵できるようになった。
結論4>エキス主体より当帰芍薬散+海馬補腎丸の方が、卵巣機能改善のエピソードが増えている。

症例5  O.Y 21歳 161㎝、41㎏ 
主訴>無月経(20歳より1年の無月経)
既往歴>虫垂炎15歳
家族歴>特記すべきことなし
現病歴>19歳でバイトして、一日二食で体重4kg減って、161㎝、41㎏になる。20歳より無月経となり1年経過して来院する。
生活歴>食事に砂糖おおい、果実多い、サラダ毎日、水分0.8~1.0L/日
大便は1日一回で便秘しやすい、睡眠23~6で良好、運動少ない
現代医学的診断>PRL5.0 ng/ml、 LHRH試験:LH6.2→58.2 mIU/L FSH7.1→16.3 mIU/L、BBTは一相性、子宮:5.5×3.0cm。   第一度無月経 子宮発育不全。
現症>食欲普通、痔がよくできる、冷え性手足の指先のみでやや強い。
腹診>臍上動悸すこし浮、臍下不仁
舌>淡紅、少苔、痩、やや燥  脈>  沈細無力、沈細軟
弁証>気血不足、腎陽不足

経過>当帰芍薬散+十全大補湯で開始して5カ月で自発月経が現れ、無排卵周期に改善する。1年1月でクロミッド゙3T+プレドニン1Tではじめて卵子成長確認できるが、排卵なし。そこで 鹿角膠入り湯剤に変更する。( 当帰8、熟地黄4、枸杞子5、莬絲子5、鹿角膠5、川芎5、桂枝3、甘草3、麻子仁5、肉從蓉5、牡丹皮5)。1年6ヶ月で子宮は正常大に成長できた。ただ2年5か月たっても未熟卵の成長のみで排卵はなかった。そこで湯剤(鹿角膠ぬき)と海馬補腎丸の併用する。その後は4年でクロミッド3T+プレ1Tで排卵する二相性になる。5年でクロミッド2T+プレ1Tで排卵する二相性になり、6年でクロミッド1T~2Tで排卵できるようになった。
7年でクロミッド2錠で排卵し妊娠する。
結果5>鹿角膠入り湯剤より海馬補腎丸+湯剤のほうが排卵刺激に対する反応は良好   
であった
<総括>
1)5症例をまとめた表2によると、子宮発育不全は全例において改善でき、子宮成長までの期間はエキス主体で3年半、鹿角膠入り湯剤で1年半、当帰芍薬散+海馬補腎丸で約1年であった。すなわち子宮発育効果は
エキス主体<鹿角膠入り湯剤<当帰芍薬散+海馬補腎丸の順に効果がよかった。
すなわち、鹿角膠とか海馬などの動物生薬が子宮発育にはより有効といえる。
ただし、子宮発育は起こせても、卵巣機能の改善には相当の年月が要する。

2)無月経は、正常な排卵周期、黄体機能不全、無排卵周期症、HMG注射でも排卵できなかった者がクロミッドで排卵可能などの段階に改善できた。また5例中の既婚者2名は、2名とも妊娠でき無事生児を得ることができた。 

3)無月経の改善度について、治療の結果1~結果5から推測できることは
エキス主体or鹿角膠入り湯剤<当帰芍薬散+海馬補腎丸<湯剤+海馬補腎丸
の順に効果があるように思われた。
4)無月経の人は総じて症状が少ない。そんな場合、時系列をとって弁証していくことが有効と思われる。

参考文献>
1)菅井正朝、「東洋医学」第13巻第4号、自然社、1985
2)ウィキペディア(フリー百科事典)
3)光藤英彦、「時系列分析―東洋医学を生み育てた東洋古代医師の視野」、ヘルスサイエンス、VOL7、NO1、1991
4)、5)多紀元堅、「診病奇侅」和漢医学社p31、p90、2002
(日本古来の腹診書の解説本。それによると大腹に線があるのは五雲子腹診法より大包の緩まりよりおこる脾気虚。臍上動悸は高邨良務によれば陰虚火旺か脾胃気虚の所見)

 
 
 
 
 
 
 
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